旅と日常のあいだ

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炎天下の車内でミニトマトを干しまくる

先日の干しナス、干し舞茸に続く、自家製干し野菜シリーズ。ミニトマトを干した。

ドライトマトというのは信じられないほど甘くておいしいものである。生トマトの青臭さがとれ、甘みと旨味だけが凝縮されまくった贅沢さ。料理に少し使うだけでプロっぽい味と香りになる(気がする)。

これまでにオーブンや天日干しで何度か作ったけど、今回は初めての方法にチャレンジ。光熱費なしで高温状態を維持できる最高の場所を見つけたのである。

どこかというと、

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車の中。

太陽が降り注ぐ向きに駐車し、じりじりと焦げ付くような熱さのダッシュボードに置いてみた。(ついでに枕も並べて殺菌のつもり)

ベランダで干すときは、風に飛ばされるのではないか、虫が寄ってくるのではないかというのが気になるんだけど、車の中ならその心配はなし。駐車場を行き交う人がふとこれを見て「えっ?」て思うかもしれないが、たいした問題ではない。

日当たりの角度に応じてベランダ→車内→ベランダと移動させ、二日がかりで干した。

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▲ミニトマト40個分くらいのこの量が、

 

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▲乾燥して、こんなにかさが減った。ざるとバットとあわせてこの量。ちょっと減り過ぎじゃない? 数が合わなくない?と自問したけど、こんなに縮むのです。(実際、途中でつまみ食いもしたけどね…)

この状態で香りをかいだ夫(生トマト嫌い)が、「パンみたいないいにおい」と言ったのが絶妙なコメントだった。確かに、焼きたてパンを思わせる香ばしくて甘ーいにおいなのだよね。

ドライトマトを瓶に入れ、オリーブオイルをひたひたに注いで保存。トマトの甘みがうつったオイルも、オイルのコクをまとったトマトもおいしくなるという、一粒で二度どころじゃないおいしさの連なりなのだった 。

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クニクニねっとりした食感はキャラメルみたい。そしてとにかく甘みの強さは感動もの。日差しが強いのも気温が高いのももう勘弁してほしいけど、今のうちにもう一回はドライトマトを作ろうかしら。チャンスは、車を使わない晴天の日。

お題「手作りしました」

 

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