旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


10か月ぶりのスタバにて、スイートポテトのフラペチーノ

今日は何か月も夢見ていたことがかなった記念すべき日。その夢とは、スタバでフラペチーノを頼むこと。ささやか! しかしこれが出産以降どうにも難しくなってしまい、行きたい行きたいと思いながら実行できず、気つけば10か月ぶりのスターバックス体験であった。店に足を踏み入れたときちょっと緊張したもんね。人類にとってはどうでもいい一歩だが、私にとっては偉大な一歩。まさにそんな気分だったぜ。

 

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期間限定の「スイート ポテト ゴールド フラペチーノ」。クリームの上にかかってる黄金色のソースはさつまいも味。スプーンですくってホイップクリームと一緒に食べると、ここだけでもうひとつの美味しいデザートのようだった。甘くないクリームと、甘くねっとりしたさつまいもの蜜。うわっ、ヤバい美味しいどうにかなりそう。これこれ、このスタバのホイップクリーム、これが好きなのよ。ずっとフラペチーノ断ちしていた分、脳のどこか、ホイップクリームに対する感度が高まっているような気がする。私いま、「フラペチー脳」になってるのかもしれぬ、などと考えながら食べた。

フラペチーノ全体は「さつまいもミルク」な感じ。甘いけれどもつらくなる甘さではなく、さつまいもの味と甘さでとても好きだった(過去には、甘さが苦行でしかないフラペチーノも少なからずあった)。中に芋けんぴを砕いたものが混ざっていて、これがカリッとした食感を残している。ストローで吸っては芋けんぴをカリカリ。最後まで飽きずに飲んだ。はああぁあ、フラペチーノうまい!って思いながら。

 

スタバのために出かけたわけではなく、子連れでの用事があり、その目的地のすぐ近くにスタバがあったので寄ってみたのだった。授乳間隔、そのための帰宅時間、オムツ替え等のタイミングを計算し、現在の子どもの機嫌をうかがう。よし、総合的に見て今なら行けそう、ここで怖気づくことなくチャンスをつかみにいく私でありたい!などと自分を鼓舞して店に入った。

自分ひとりなら100%イートインを選んでたっぷり2時間ほど読書にふけりたいところだけど、0歳児を抱いてカフェでのんびりなど無理な話。ならばテイクアウトしかないが、スプーン必須のフラペチーノは歩きながらじゃ飲めないし、家に持ち帰ろうにもクリームやトッピングがこぼれそうだしどうしたものか……と思ったとき、これまたすぐ近くに大きな公園があったのでそこで一休みすることにした。秋晴れの空のした、木陰のベンチで子は静かに抱かれている。木の葉っぱを見たり、雲を見たり、3歳くらいの男の子がこちらを見て「赤ちゃんだー」という声に反応したり。それを見ながら私は大好きなフラペチーノを飲む。ああ、やろうと思えばできたわ。たいしたことじゃないかもしれないが、私としては達成感というか充足感というか、経験の壁を自力で一つ越えたことのうれしさをじっくりかみしめたのだった。芋けんぴとともに。

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途中で気づいたスマイルマーク。やったね! 思わず私もこんな顔になりました。

お題「今日のおやつ」

お題「今日の出来事」

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