毎週恒例、土曜のおやつは野々市市【土九(つちく)】のたい焼き。5月になってから初訪問、2ヶ月おきの「季節のたい焼き」が変わるタイミングなのでわくわくしていた。
3~4月は桜あんだったけど今回は何だろう。店に行く前に当てようぜ!ということで夫と予測したのが、私はずんだ(枝豆のあんこね)、夫はよもぎ。ずんだに関しては、私は相当な自信があった。若草色の清々しさといい、夏のおやつにゆで枝豆っていう雰囲気といい、5~6月のこの時期にぴったりだと思って。ていうか私が店主なら迷うことなくずんだを採用するね。個人的にも大好きだし。ずんだもちとか。
さて、正解はというと……
「りんごカスタード」でした。まったくの予想外!! 初夏のこの時期とりんごとが結びつかず、想像不可能だった。煮りんごはシャキシャキして甘酸っぱく、モチモチした生地との相性もよくて美味しかった。
ちなみに、夫ははじめ「ソーダ味」と回答していたのだが、あまりの珍答ぶりに驚いた私、「ソーダ味ってどういうこと、あんこなの、クリームなの? ソーダ味をどうやって表現するの?どうやって作るの?何色?そもそもソーダ味のたい焼きを食べたい?」と立て続けに質問。単純な興味からの質問だったのだけど、ぐいぐいと攻める態度に夫は萎縮、結局「ソーダ味はやめる」となった。その瞬間、私は「しまった…!」と思ったよ。どんな意見もまずは寛容に受け入れるべきなのに、否定的なニュアンスで迫ってしまったのは良くなかったなと、深く反省。それに、「ソーダ味をどうやって表現するつもり!?」などと問いただしたが、それを考えるのは夫ではなくたい焼き職人だよ、という観点からも反省。夫よ、ごめん。いつかどこかでソーダ味のたい焼きを見つけたら、好きなだけ買ってあげるよ……!