旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


2018年台湾その10 趣味が炸裂、風景印をもらいに郵便局へ

台北旅行記の最終話。前回、鼎元豆漿で豆漿を食べた記事はこちら。

中正紀念堂の蒋介石フロアで衛兵交代式を見たあと、下の階にある郵便局(中国語では「郵局」)へ行った。目的は風景印(=郵便局ごとの絵入り消印)。日本の郵便局のものを熱心に集めている私だが(風景印収集の記事はこちら)、ここ台湾の郵便局にも風景印があるのです!

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「ハガキをください、そして風景印を押してください」ということを中国語で伝えるスキルはないけれど、台湾の風景印を集めている人のブログがあるので、窓口にスマートフォンを差し出してその画像を見せたら意図が伝わった。局員さんが無地のハガキに台湾の切手を貼り、そこに通常の日付入り消印(絵のないもの)を黒インクで押し、同じハガキの空きスペースに「中正紀念堂」と書かれた風景印をピンクのインクで押す。この一式で50元。

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郵便局カウンターの前に中正記念堂のミニチュア模型が飾られていたので、風景印と見比べられるよう撮影してみた。よいねえ。見て思ったけど、そういえば台湾の風景印には年月日が入っていないのね。日本のものには年月日と郵便局名が必ず入っているけれど、そこが大きな違いだな。

もう一軒、少し歩いた場所にある別の郵便局にも風景印が置いてあるという情報を入手。空港に向かう前にそちらに寄る時間は……ギリギリある。よし、もたもたせずに即行動、やや小走りになりつつ、向かうは台北南海郵局。

窓口に着き、先ほど押印してもらったばかりの風景印入りハガキを見せて「これと同じものがほしい」と伝えたつもりだったのだが、新しいハガキに押してくれるのかと思いきや、このハガキの空いた場所に風景印をポンと押されて終了した。切手も貼らず、お金もとられず。風景印のルールってどうなってるのか。

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こちらが台北南海郵局で押してもらった風景印。郵便局に隣接する郵政博物館の建物が描かれている。

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これが郵政博物館です。この日は休館日だったので入ることはできず。っていうかさっさと空港に行かねばならないのでそんな暇はなし。

ここまでで現地の旅のコンテンツは終了。ホテルに戻り、手早く荷物をまとめて空港行きのバス停へ。その場にいたチケット売りのおじさんにバスチケットのおつり100元をごまかされそうになるが、いやいやおかしいだろう100元返せと言い続けていたら、奥から話のわかる別のおじさんが登場し(一体何者)無事にお金を返してもらった。

桃園空港に着き、荷物を預けて早々に出国手続き完了。まさに、出国ゲートを出たところ(つまり、もう後に戻ることはできないところ)で、そういえばめちゃくちゃ美味しいと評判のパイナップルケーキ店「微熱山丘」が空港内にあるということを思い出すも、調べてみたら出国前のエリアだった。時すでに遅し。距離は本当にすぐそこなのに、出国してしまった我々にとってはもはや異国の地の遠さなのだった。無念! でもこのお店、実は東京に2店舗あるらしいから、どうしてもほしかったらそこに行けばいいや(無理やり自分を納得させる)。

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搭乗までの時間に最後にもう一度タピオカミルクティーを飲みたいなと思ったがそんな店はなく、仕方がないので(?)ゴディバでチョコソフトクリームを食べた。

帰りの機内では映画「ジュリエットからの手紙」を観る。気持ちの描かれ方が雑で、ちっとも共感できないままに終わった。あーあ。もっと面白いのを観たかった。帰国し、帰宅し、荷物をすぐに片付けて洗濯機も回して一息ついたあたりでお腹が痛くなる。うめき声を出しながら体をよじるほどの痛みだったのだが、それはまた別の話。(眠れぬ胃の痛みから始まる5月 - 旅と日常のあいだ

腹痛で締めくくった3泊4日だけど、その原因が台湾旅行だったかどうかはわからず(同行者はなんともなし)、そうであったとしてもなお、台湾ごはんの美味しさ、安さ、バリエーション、通りを歩いているときやバスから外を見るときのワクワク感、まだまだ行ったことがないエリアへの期待があって、またぜひ台湾を訪れたいなあという気持ちでいっぱいなのでした。

以上、全10回の台湾旅行記おわり。▼1回めの記事はこちらです

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