旅と日常のあいだ

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金沢の冬の始まり、香箱ガニの解禁

2017年11月上旬、ズワイガニ漁解禁。

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石川県に暮らしていてカニを食べないでどうするんだ、というわけで、さっそくスーパーで購入。ズワイガニではなく、メスの香箱(こうばこ)ガニだ。ズワイは高いが、香箱は比較的安い。これは1パイ600円くらいだった。小さいからだに美味しさがギュウギュウに詰まってるのを、無心でほじくって食べた。当然、「カニを食べるとき、人は無口になる」の法則が発動。ものすごく美味しかった。

私はスタバのフラペチーノを愛してやまないが、フラペチーノに600円出すなら(グランデサイズだとそれくらいする)、香箱ガニに600円のほうが幸福感おおきいかも、と思った。乳脂肪の旨味も好きだが、カニの旨味はもうそれどころじゃない、複雑で濃厚で甘くて、もはや人知を超えていた。人の手では作り出せない奇跡の旨さよ!などと思いながらカニ味噌をなめ、まあちょっと、カニを食すのが久々なこともありまして、だいぶ大げさに感動した次第。ときどき買うカニカマとは、やはり、わけが違ったね。当たり前だよね。カニカマ(1パック120円くらい)を5回買うなら、本物のカニを買うべし!とも思った。さっきからスケール小さめの換算ばっかりで切ない。

香箱ガニの漁期は短く、年内しか出回らない。あと一ヶ月ちょっとのあいだに、はりきって食べるぞう!

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金沢の秋冬といえば雪吊りも。紅葉が見頃かな?と思って兼六園に行ったら、見頃どころか終わりかけであった。

先日はついにあられも降ったし、いよいよ冬の始まりである。