旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


松本旅3、mauveのキーホルダーとシェモモのジャム

夏の松本旅の続き。長野県在住の作家・山本葵さんによるmauve というブランドのアクセサリーを見に、ギャラリーカフェ「ガルガ」へ。蔵造りの建物がとても素敵だった。

f:id:lovestamp:20180529211145j:plain

繊細なリングよりネックレスより、文句なしに「これしかないっ」と思ったのが真鍮製のキーホルダー。ピッケル! あとで友人も「店の中でこれがいちばん可愛かったね」と太鼓判。どうしようもなく山が好きな私たち(山好き以外のいったい誰が、ピッケルのキーホルダーを買うというのだろう)。

f:id:lovestamp:20180529211204j:plain

松本と山が非常に深い結びつきに見えるのは、もちろん松本という土地が山に近いからっていうのが大きいけれど、私たちが山好きだから特にそう感じるだけなのだろうか。古い街並みを歩きながら友人と話す。松本の人がみんな山好きってわけでもないよね? それか、県外出身の山好きたちが集まって活動をするから目立つのかな。この日の松本は曇り空、おかげで熱さや日差しに悩まされることなく歩けたけれど、常念岳をはじめとする山々を見ることはできなかった。まあいいか、またいつでも来ればいいし、いつでも登ればいいし。

前回行ったマフィンのカフェ「amijok」(記事はこちら)を通り過ぎて、こんどはコンフィチュール(ジャム)の専門店「Chez Momo(シェモモ)」へ。いくつか試食して、二種類を買ってみた。甘夏とブルーベリーを組み合わせたものと、もうひとつはレモン。炭酸で割ったらきっと美味しい。

f:id:lovestamp:20180529211251j:plain

このあと、さらに「珈琲まるも」へ行って松本民藝家具の並ぶシックな店内でコーヒーとティラミスをいただき、栗おこわで有名な竹風堂の前を通りかかってショーケースに夏季限定の栗のかき氷を発見・驚愕し(小布施の本店にしかないと思ってたのでうれしい驚き。しかし、今からかき氷を食べるには時間もお腹も余裕がなさすぎた)、開運堂でお菓子を買おうかどうしようかと少し迷って今日はやめ、旅の最後に向かうは駅ビル4階のお蕎麦屋さん「いいだや」。狙いはもちろん、くるみだれのそば。

f:id:lovestamp:20180529211308j:plain

私も友人も、お腹いっぱいで一人前は食べられない~ってざるそば(小)と別売りのくるみだれを注文。半年ぶりのくるみだれは記憶していた以上に美味しくて、あれ?お蕎麦もう終わり?って感じにペロッと食べてしまった。

松本は今回もまた大好きな場所だった。帰りの車中は楽しいおしゃべりが止まらない……ということは全然なく、これまた前回と同じく、友人は持参した本を読みふけり(北アルプス登山ガイドと、断捨離のハウツー本)、私は悪魔に魅入られたようにひたすら眠りこけるのであった。以上、すてきな2015年夏の松本旅、おわり。