ただいま夏の青春18きっぷ期間。今すぐにでも電車旅に行きたいのだが、すぐには行けない休日のお供はこれ。
酒井順子『女子と鉄道』光文社文庫。鉄道好きの著者によるエッセイである。
「深夜に時刻表をめくりながらプランを考えているときの興奮は恋をしているときの感覚に似ている」、わかる、わかるよー! 時刻と路線の制約があるからこそ、そのなかで最大限に夢想を広げることに胸がときめくんだよね。
これを逆手にとって(?)、恋のドキドキなんて忘れちゃった…という人は時刻表を開いて擬似的ときめきを味わえばよろしい。数字の羅列がチカチカし始め、脳内に制服姿の駅員がちらつき出せば成功だ。健闘を祈る!
とりあえず私はオール飯田線〜身延線耐久乗りつぶしか、得意の弾丸往復で松本か、宇都宮に餃子を食べに行くか。はぁ、ドキドキがとまらないぜ。