旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


東京アフタヌーンティー3 【パークハイアット東京】

帝国ホテルでのアフタヌーンティーから一か月。ゴージャスな空間で、ていねいに作られたサンドイッチや甘いものを食べながら優雅に過ごすというひとときの非日常体験を忘れられず、次に計画したのはパークハイアット東京でのアフタヌーンティー。

予約時に、「場合によっては日差しがあたることもあるお席ですがよろしいですか」と聞かれ、何だろう窓際ってこと?と思い巡らせていたら、最上階のガラス天井から光が降り注ぐ仕様なのであった。

f:id:lovestamp:20180529092035j:plain

上段のパンがみんな美味しかったなあ。ちょっとクセのあるドイツパンにサーモン、ふわふわパンにグリルした野菜(ズッキーニうま!)、カリカリパンにパテ。味も香りも食感もぜんぶ違って、どれから食べようか、どれで終わろうか、「どうしよ~~♡」って大いに悩み、その割には我慢できずにサッと食べた。中段のスコーンもアプリコットが入っていてこれまた美味しくて、「しあわせ~」って連呼。

しかし、本当のしあわせはここからである。パークハイアットアフタヌーンティーがほかのホテルとは一線を画している点、それは、ウェイターさんが席に持ってきてくれるトレイサービス。ひとくちサイズの甘いものやしょっぱいものを載せたトレイが運ばれてきて、「お好きなものをお好きなだけどうぞ」と言ってくれるのだ。それも一回きりではない。着席しているあいだに何度か運ばれてくる。し・か・も! 持ってきてくれるたびに、トレイの上の食べ物が入れ替わる!

1回目は4種類が運ばれてきた。もちろん全種類を食べたい。でもさすがに、「全部1個ずつください」なんて欲張りすぎるかしら、品のない客だと思われるかも。いや、でもでも。。。そんな不安をかき消すように、トレイを持ったお姉さんはほほえんで「ぜひ全種類どうぞ。ひとつずつと言わず、いくつでも取ってください」と言うのであった。や、やさしい。好きになってしまいそうだ。

このあと何がどんなペースでやってくるかが未知なので、とりあえずは一つずつ。キッシュ、ミニトマトモッツァレラチーズ、オリーブのフライ、人参スープ。

続いては甘いもの。シュークリーム、パンナコッタ、ギモーブ、ゼリー。 なんということだろうか、何もかもが美味しいなんて。

広いラウンジはほぼ満席。お姉さんたちが忙しすぎるのか私たちの食べるスピードが速すぎるのか、「次のトレイはまだかなー、もうテーブルにストックがないから早く持ってきてほしいぜ」と、キョロキョロしながらお姉さんを探してしまう始末。全部一個ずつくださいなんて恥ずかしいよね、というあの気持ちはどこへやら、今なら全種類を3つずつ取っても足りないくらいだわという図太い食いしん坊に成り下がり、しかしどういうルールが働いているのやら隣のテーブルには運ばれてくるのに私たちのところにはやってこない焼き菓子とかもあって、なんかもう、どきどき・モヤモヤ・やきもき、って感じであった。

アフタヌーンティーは3時間制。「お飲み物のラストオーダーです」というお知らせに、ああ幸せもついにここまでかというさみしさが募り、しかしさすがにお腹いっぱい胸いっぱい。キッシュなんて最終的には4つも食べた。4分の1カットを4つ、つまりホール丸ごとということだ、ごく小さいサイズだけどね。スコーンのおかわりもあったし、マカロンみたいなお菓子もあった。いや本当に、種類がたくさん!

帰りはホテルから新宿駅まで送迎バスを利用したのだが、バスに乗り込むとき、ドアの脇に立った運転手さんがわずか2段の段差(歩数にして3歩だ)で「お預かりします」と私の鞄を持ってくれたのが、この日の非日常セレブ感のピークであったね。

さて次はどこのアフタヌーンティーに行こうかなあ。

≫スコーンもジャムも追加OK マンダリン・オリエンタル東京 編
≫サンドイッチが美味、日本茶もあり アンダーズ東京 編
≫豪華3段トレイに大きめケーキ 帝国ホテル 編
≫3段トレイに加えてスイーツビュッフェまで ゼックス愛宕グリーンヒルズ 編