旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


スペイン14 インターナショナルな「Surimi」体験

スペイン旅行記の続き。世界遺産のトレドに行った前回の記事はこちら。

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トレドから高速鉄道マドリードに戻ってきた私たち。続いてはメトロに乗って、街の中心広場である「ソル」へ。近くにあるサン・ミゲル市場にてお昼ごはんを食べた。

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サン・ミゲル市場。屋内にお店がいっぱいあって、食べるところが充実しているのがいい。ほとんどは売り場に併設された小さなカウンター席、もしくは立ち飲みスタイル。店で買ったものを自由に食べられるベンチもあった。マドリードに来たら行くべき場所だ。次もまた行きたい。

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ショーケースでとにかく気になったのが、細くて白いひも状のものがのったバゲット。釜揚げしらすのような、そうめんのような。説明書きには「Surimi」とあって、何かの魚のすりみを細長い形に加工したものであるらしい。なんだろうこのゾワゾワする感じ、見た目は(申し訳ないけれど)めちゃくちゃ気持ち悪いのに、なぜか目が離せない。食べないことには評価できないので、おそるおそる買ってみた。確か5ユーロ、結構高い。

食べてみたら、恐れることはないおいしさだった。バケットにポテトサラダ、その上に「Surimi」、そしてボイルえび。サングリアの白と一緒に。しかし知らなかったよ、「すりみ」が世界共通語だとは。

街を歩きながら、マドリードにある日本食のお店ってどんな感じなんだろうねという話になった。食事をするかどうかはともかく、様子だけでも見てみたい。そこで、ガイドブックに載っているお店に偵察に行くことにした。その店を選んだのは、店名が素敵だから。「どん底」と「銀座」、これはどちらも気になるよね、正しい日本食を伝えているのかどうか見とかないとね! しかし店に着いた16時にはいずれの店も休憩中であり、中を伺うことはかなわなかった。ざんねん。「どん底」でどんな料理を提供しているのか、知りたかったなあ。

このあと、18時にプラド美術館に行くため、それまでの小一時間を得意のスタバで過ごした。18時以降は入館が無料になるからだ。同じことを考えている人はたくさんいて、18時少し前に美術館に行ったら「無料待ち」の行列が長く長く伸びていた。

列についてしばらくしたら、ひとつ前にいた男性が振り返り、唐突に「美術に詳しいですか」と話しかけてきた。私と友人、目が点になる。いやいや、私たちのどこから「美術に詳しそう」な空気が出てるというんだね? むしろ、入館無料になるのを待ってるくらいのせこい感じですけれども。美術に詳しくはないけれどもプラド美術館は結構楽しくて、1時間半くらいかけてまわった。外に出たら19:30、まだまだ空は明るい。スペイン最後の夜、このままホテルに帰るのはもったいないし、何よりパエリアを食べてないよ!

というわけで、ホテルに戻りつつ、パエリアを食べられるお店を探すことに。

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