旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


青山にて、グローブトロッターの小物を探す

引き続き、Mちゃんと青山あたりをぶらぶら。

見たいものがありヴァルカナイズロンドンに入ったら、ドアのそばで案内をしていた白人男性スタッフが「そのバッグはどうしたんですか」とにこやかに声をかけてきた。私たちが肩にかけていたのは、先ほど「フィガロジャポン」のイベントでもらったエコバッグ(表参道をそぞろ歩き、限定バッグを入手する - 旅と日常のあいだ)。

表面には「Bon Voyage」というフランス語が書かれているのだが、スタッフはそれに目を留めながら「私はフランスの出身なんです」と。まさかこのバッグに、「フランス人男性に話しかけられる」というオプションが付いているとは。あなどれないぜ、おしゃれな街・青山。期せずして本場の発音で「ボンボヤージュ!(良い旅を)」を聞きながら、いや、どこへ旅するわけでもなく店の中を見るわけですけれども(たった今入店したところだよ)。

探していたのは、グローブトロッターのネームタグ。しかし私が見たかったものは店頭には出ていなかった。お店の人に尋ねたところ、「ありますよ。ここはグローブトロッター国内取扱いの本店ですから、ないものはありません」と。あるんかい! もったいぶらずに、見えるところに出しといてよ。ただでさえ緊張する店構えなんだから。

実際に手に取ってみたらどうしてもほしくなり、ブラウンのタグを買った。はっきり言って、必要性はまったくない。が、トランクへの敬意と愛情表現(?)のひとつとして。

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帰宅後、愛すべきトロッターに付けてみた。素敵だ。海外旅行の予定もないし、陽の目を浴びるのはいつになることやら。それでも、いろんな角度から眺めて「すてきだなー」って言ってるだけで幸せである。

しかし、私の21インチに対してタグがやや大きい。そして、トランクの金具がシルバーなのに対して、タグの金具はゴールド。サイズも色もほかに選択肢がないから仕方ないしこれはこれでいいんだけれど、このタグがより似合うトランクがほしくなるのが人情である。旅行の予定もない上に、タグのためにトランクを買うなんて本末転倒。それならば旅行の予定を作ればいいわけで、いやいやその方が本末転倒だろ!とツッコみつつも、お店の人に「次に持つなら30インチがおすすめですよ」と言われ、大きなトランクを引いて旅に出る自分を夢想する今日この頃である。だいたい、ほしいからって気軽に買えるような値段ではないわけで。

店内には物欲を刺激するものがありすぎて(例/リバティプリントの傘、スマイソンのお財布など)、私もMちゃんも何かの針が振りきれそうであった。そうこうしているうちにビルズの予約の時間が迫ってきて、今度こそ「ボンボヤージュ」と見送られつつ、お店をあとにしたのでした。

www.tabitoko.com
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