スペイン旅行三日目、観光バスでバルセロナの街を周遊。
8月のスペイン。日本と違って湿度が低いので、日陰にいれば暑さは感じず、風が吹けば非常にさわやかで過ごしやすい。が、なにしろ陽射しが強い。日なたにいるとじりじりと暑い。
観光バスの二階はオープンエアになっていて広い視界が楽しめるのだが、日焼けしたくない私はできるだけ後方に陣取った。後部座席にだけ申し訳程度の屋根が付いていて、直射日光に当たらずに済むからである。麦わら帽子をかぶってストールぐるぐる巻き、日焼け止めクリームを二度塗りしてサングラス。そこまでしてもなお、首もとが日焼けした。恐るべし、地中海エリアの日光。
しかし日焼けなど気にしているのは私たちくらいで、ほかの乗客(おそらくほとんどがヨーロッパ圏の方)は、むしろ太陽の祝福を体じゅうに浴びたくてたまらない!っていう様子だった。ノースリーブに短パンで日なたの席に座り、ヒュ~!って口笛なんぞ吹いてるし。後部座席でサングラスを光らせ、しかも片手にリカちゃん人形を握っている私、完全にアウェイである。
バスから見える街並みいろいろ。
まぁとにかく、このすこーんとした空の青さと言ったら!!
途中下車して、今日もサグラダ・ファミリアを見た。昨日とは違う角度、東側にある公園の水辺越しに。 建物の全容が見えて、その格好は端正かつ複雑で、とても素敵であった。
乗ったのはこのバス。27ユーロ。 イヤホンから流れる変な日本語のおじさんの声、今も鮮明に思い出せて困る。
14時ごろ、お腹が空いたのでてくてく歩いてバルへ行く。店の名は、Cerveceria Catalana(セルベセリア・カタラナ)。ガイドブックに「バルセロナで一番おいしいバル。いつも長い行列ができる人気店」と紹介されていたのだが、さあ、果たして!?