旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


暗がりで美脚にしゃぶりつく 2014金沢旅(1)

f:id:lovestamp:20180528214205j:plain

青春18きっぷで、今年2度目の金沢へ。片道9時間、乗り換え8回、移動時間の半分は寝ていて、合間に読んだ本は3冊。静岡在住の私には雪景色がめずらしいので、米原を過ぎたあたりからは真っ白な車窓の景色をじっと見てる。と思わせて、隙あらば寝てる。

f:id:lovestamp:20180528214224j:plain

米原駅に名言あり。「蟹食べずして冬が越せるのか、否」なんてクールなの。そして激しく同意。そう、 冬の金沢っていったらカニである。食べずして帰るわけにはいかんのである。

金沢に住む友人と、カニを求めてホテルのレストランへ。室内の照明は控えめ、テーブルにはスポット的に黄色い光のライトが当たり、皿に盛られたカニたちは妙に雰囲気のある陰影の中にそのシルエットを浮かび上がらせるのであった。

f:id:lovestamp:20180528214250j:plain

自慢の脚線美で誘ってくるよ

夢中で食べてるあいだ人は無口になるというカニあるあるを実感しつつ、会話も言葉も存在しない、ただひたすらにカニと向き合い、殻を割り身をすする音だけが二人のあいだに横たわっていた……。それから、この11〜12月だけの楽しみといえばなんと言っても香箱ガニ、回転寿司でも十分満足なハイクオリティ。

f:id:lovestamp:20180528214336j:plain

美しいよね、ありがたいよね。金沢の美味しい体験はまだつづく。