旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


つきさむの、たまごサンドイッチ

二か月ぶりに、つきさむに行った。

つきさむは、静岡市にある小さなカフェ。とにかく最高に心地よい。店の広さ、椅子の数、メニューの種類、カウンターとキッチンを隔てる目隠し壁の高さ、飾ってあるドライフラワー、何もかもが好きすぎる。

なかでも特にすばらしくて大好きなのは、書棚に並ぶ本のセレクトだ。置いてあるジャンルが私の好みのど真ん中で、一冊残らずぜんぶ手に取りたい。主には山と旅の本、旅の行先は、金沢や松本や京都。萌える。久しぶりに行ったから、本の種類も増えていた。書店で見ていいなと思っていた本が足されていたり、発行されていたことを知らなかった新刊が加わったりしていた。す・て・き・す・ぎ・る!

というわけで、発行間もないこの本を読んで過ごした。「乙女の山登り 春夏秋冬」。

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注文したのは、たまごサンド。ホットケーキやナポリタンやスコーンと大いに迷ったけれど、手書きのメニューにある「甘めのたまご焼きをはさんであります」の説明が気になったので。

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運ばれてきたのはこちら。見たことないビジュアル! 今までのたまごサンドの概念がくつがえされた。たまご焼きを、トーストした食パンではさんである。たまごとパンの間にとろけるチーズも。ケーキを食べたいようなごはんを食べたいような、そんな昼下がりの気分にぴったりのサンドイッチだった。衝撃的においしくて気に入った。これはぜひとも真似してみよう。

時はそろそろ六月になるところ、梅雨がきて梅雨が明けたらいよいよ登山シーズンだ。つきさむは、7月から10月まで、長い休暇になる。店主がスタッフとして北アルプスの山小屋に行くためだ。その山小屋は、私がいつか行ってみたい山歩きルートの途中にある。たとえば今年、その山に登って、山小屋に行って店主さんにあいさつをして、つきさむのことを思いながらコーヒーを飲んだりできたらすごくいい。実行すべく、計画を練る。その前に、6月の間にもう一度つきさむに行こう。