クロワッサン生地をドーナツ型にして揚げたお菓子、「クロナッツ」が人気であるらしい。雑誌やらネットの口コミやらでよく目にする。その多くが、「ニューヨーカーに大人気!」という触れこみである。ニューヨーカーのことは知らんが、近くのミスタードーナツで大々的にPRしているのは知っている。
クロワッサンを揚げるとは、どんだけ油っこいんだろうか。そもそもバターたっぷりのクロワッサン、揚げたらさらにサクサクするのか、それともバターが溶けてふわっとするのか、あるいは新たな食感が生まれるのか。興味はありながらも「めちゃくちゃカロリー高そうだし、一個200円近くもするし、別にいらないよ、興味ないよ」というフリをしていた。が、本当は食べてみたい。クロワッサンを揚げたらどうなるの? ニューヨーカーが夢中って、どういうもの?
そんなとき、コンビニのパンコーナーでふと見つけたのがこれ。パッケージには「クロワッサンとドーナツを合わせたようなサックリ感♪」とある。
ミスドでは知らぬふりをしていたが、気がついたら手に取っていた。商品名は「ドーワッツ」。「ドーナツ」と「クロワッサン」の二語から、そこを組み合わせるのか!と妙なところが気になる。
【ドー】ナツ→クロ【ワッ】サン→またドーナ【ツ】に戻る。行ったり来たり。
【ドー】ナツ→クロ【ワッサン】で「ドーワッサン」とか、【クロワッ】サン→ドーナ【ツ】で「クロワッツ」の方がスムーズじゃないか? ……と思いつつ、とりあえず買ってみた。
開封。四角い。チョコレートコーティングと、散りばめられたナッツ。
かみついた断面は、クロワッサン。食べた感想を一言でいうと、これはただひたすらに、「チョココーティングされたクロワッサン」だった。
穴が開いていること以外、ドーナツ的要素は感じられず。ニューヨーカーが行列をなすという味は、本当にこれなんだろうか。ミスタードーナツや、パン屋さんやケーキ屋さんのものはまた全然ちがったものなんだろうか。味は好きだし、おいしく食べた。が、見た目のとおりずっしりと重量感があり、甘いもの好きな私ではあるが「ひとつでじゅうぶんです」というところであった。
おそるおそる、袋の裏面を見てみる。527カロリー。こわっ!!
※参考 マクドナルドのビッグマック=556カロリー=ごはん約2.3杯分
どうでもいいが、似たような文字列が続いてもう何がなんだかわからなくなってきたよね、クロワッサン・クロワッサンドーナツ・クロナッツ・ドーナッツ・ドーワッツ・ミスタークロワッサンドーナツ。