旅と日常のあいだ

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竹田城めざして兵庫旅2<日本のマチュピチュへ>

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  朝早く、京都府福知山市のホテルを出て西に向かい、目指すは兵庫県朝来(あさご)市の和田山。ここにはかつて竹田城という山城があり、今はその石垣だけが残っていて「日本百名城」に選ばれている。何がすごいって、山の上にはりつくような立地と、雲海に包まれて空に浮かんでいるように見える絶景がすごい。雲海!! こればかりは天気次第であっていつでも見られるものではないけれど、期待を込めて山に向かうよ。

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竹田城はこの山の上。中腹に駐車できて、20分ほど歩くと山頂。

この朝はあいにくの雨模様で雲海は見られなかったけれど(雲海の発生条件のひとつが、「よく晴れていること」)、降ったりやんだりの合間にもわもわと霧がたちこめて、かつて城があった絶壁のその場所はなんとも幻想的な風景になっていた。

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天守閣のあった場所から南二の丸、南千畳方面を望む

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全体を見るとこんな感じ。が、これがすべてではない。この奥にも城跡が広がっている

というわけで、雲海に浮かぶ城という景色こそ見られなかったものの、もやに包まれる石垣の美しさ(それは意外なほど美しかった)を目にすることができて満足。数年前から来たかった場所なので。

  竹田城にすっかり夢中になった私たちが次に向かったのは、ふたたび京都府福知山市。「ドライブインに来い」と指示されて、ある人物と待ち合わせである。その人物とは、まだ一度しか会ったことのない70歳のパワフルじいさま。次回に続く。