家から行きやすい場所にあって、読書に集中できて、長居できる、っていう理想のカフェを発見した。
店内が明るすぎないのがいい。席に座るとスポット的に照明が当たって、本を読むのにちょうどいい。全体的にクラシカルっていうか、変に今ふうにこじゃれてない感じが私好み。窓の外には木々の緑。ケーキも美味しい。
そして、何がいちばんいいって、図書館の目の前にあるというところだ。好きな本を借りてカフェに入り、コーヒーを飲みながらじっくり一冊を読み、読み終えた本を返して帰る。なんて素敵なんだろうー、もうこれは、週末ごとに通いたい。
ちなみに今日の一冊は、酒井順子の『女流阿呆列車』。
ゆるーい乗り鉄である酒井女史が、「一日で東京の地下鉄完全乗車」「新幹線こだまだけで東京から博多へ」「24時間以内に鈍行だけでどこまで行けるか」といったマニアックな鉄道旅にチャレンジするエッセイ。どの行程も良い! 真似したい! ああ、ただただ列車に乗ってどこまでも運ばれていきたいなーという思いがぐんぐん膨らんで、心は完全に列車旅気分。この夏こそ、いよいよ18きっぷで日本縦断を計画しようかな。JR篠ノ井線(私の憧れ路線)もいいな。新幹線で鹿児島に行くのもいいな。