旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。



友人と春の小田原へ。切手交換とか武将萌えとか

友人Sちゃんと小田原で待ち合わせて遊ぶ。彼女は東京から、私は静岡から、お互いの中間地点ってことで。ちなみに私たちは、半年前にも同じ理由で熱海で待ち合わせている。Sちゃんはなぜか、「離れた場所に住む恋人同士がふたりの中間地点でデートを重ねる」という設定にひどく憧れているのだ。

始めに訪れた小田原城址公園で、さっそく奇跡が起こった。Sちゃんと私が小学生時代から持っている共通の趣味、それは切手収集(しぶすぎる)。彼女へのお土産にしようと、私はここ最近集めていた桜の絵の切手を持ってきていた。福島の滝桜とか岐阜の薄墨桜とか、全国各地のいろいろな桜切手。その土地に行かないと買えないものもあるし、これはSちゃんにこそぴったりのプレゼントではないかしら。

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さあ、ここで想像してみてください。普通、予告なく切手をプレゼントされた人はその切手をどうするでしょうか? 折れないようにそっと財布に入れるか、手帳にはさむか、まあそんなところであろう。しかし、Sちゃんは違いました。ひとしきり切手を眺めた後、彼女は鞄から小さな切手帳を取り出したのだ。切手帳! 表紙をめくると台紙とフィルムが付いており、切手をきれいに収納できるようになっている。「また切手を集めようと思ってちょっと前に買った」とSちゃん。そんなものを持ち歩いていようとは、素敵すぎるにもほどがある。なんというタイミングの良さ。

Sちゃんは桜の切手を切手帳におさめ、既に中に入っていた切手の中から1枚を取り出して私にくれた。京都の桜の切手だ。悲しいかな、切手帳を携行していない私はその切手を手帳にはさむしかなかったけど。ああ、初夏を思わせる陽気のなか、木漏れ日あふれる小田原城址公園にて切手帳を取り出し、いそいそと切手交換をしている女子ふたり。意味のわからないこの状況が愛おしすぎる。こんな素晴らしい休日ってほかにあるだろうか?

その後は天守閣に上って小田原城をめぐるあれこれを見学しながら「武将萌え」「将軍萌え」「墓参りブーム」について議論を交わし、夏に公開されるエヴァンゲリオン劇場版についてあれこれ思いをめぐらせ、男性の理想的二の腕に関するSちゃんの持論を拝聴し、パフュームの3人の可愛らしさについて語りあった。パフュームのダンスをやるとしたら誰の役をやるかということまで決めた。ポリリズムのダンスの動き、あれはできそうに見えてできんよね、とか、小田原おでんをつまんで日本酒を傾けつつ。いやあ、充電されたよ。充電っていうか、むしろ放電? いや、漏電? 

良き春の日に、ばんざーい。