これゎすごぃ小説だぉ!
ぃみワカンナーィ、ありぇなーぃ、なんかキモぃ!!
でも、ゃっぱ、おにぃちゃんはこの世界の神なんぢゃん!
気が触れたわけではありません。歌野晶午の『女王様と私』を読み終え、登場人物にならって読後感を表現するならばこんな感じ。
毎度毎度、「そんなのあり!?」という大仕掛けで驚かせてくれる作者。この作品もしかり、まったく悪夢のような小説だった。いい年してパッとしない無職オタク男性が、可愛い「妹」とのデート中に出逢った恐るべき「女王様」。これ以上は何を言ってもネタバレになりそうなので説明できないが、嫌というほど畳み掛けるトリックに、もう何もかもが疑わしくなっていく。面白くてページを繰る手が止まらなかったのだが、疾走の先に待つ結末の救われなさといったら。変なもん読んじゃったなー。楽しかった。うえぇぇ。