旅と日常のあいだ

石川県発、近場の寄り道から海外旅行まで。見たもの、食べたもの、面白いことの共有。


抹茶ドーナツがおいしいのが悪い

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お腹まわりの余計な肉が邪魔なのでなんとかせねば、の一環で4月に入ってウォーキングを続けている。過去に何十回も「運動する」「リングフィットアドベンチャーを絶対続ける」「1日8000歩を死守」などの目標を掲げてはいつの間にか尻すぼみになっているのが悲しい現実なんだけど、4月1日からは本気を出すことにした。「◯月から本気出す!」ってのも、信用ならない定番フレーズではあるが。

職場の昼休み、食事以外の時間でこれまでは本を読んでいたけれども、しばらくはウォーキングにあてることにした。読書は私にとって必須かつ至福の行為だけど、やろうと思えば夜でも細切れでもできる。しかし外を歩く時間はここでしか捻出できないので、身を削られる思いでウォーキングを選択。実際に、この肉がほどよく削られてくれれば話は早いんだがな。

うっかり本を読みたくならぬよう4月からは本を持ち歩くのをやめた。いい気分で歩けるようにワイヤレスイヤホンを新調。これまではポケットのスマホで歩数をカウントしていたけど、精度を上げるためタニタの歩数計も買った。外堀を埋める作戦。職場からほどよい距離にある公園へ行き、音楽やradikoを聴きながら遊歩道をぐるぐると歩く。なかなか気持ちがよい。桜もきれいだし、暑くも寒くもないし、スギ花粉も落ち着いてきたし、いまが一番いい時期。先日など、歩くだけでは物足りなくなって軽いジョギングまでしてしまった。午後の仕事を考えると汗をかくのも疲れすぎるのも困るんだけど、妙にやる気がみなぎっている。

歩いたあとは公園のベンチでごはん。ここでカニカマとかサラダチキンを食べるのが効果的なのかしらね~~と思いながら取り出したのは、

 


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またミスド~~~!! あーあ。

今シーズンの抹茶ドーナツは傑作なので食べておかないと後悔する。特に「お濃い抹茶」シリーズ。これを食べずして春を終えるなかれ。しかし、やせるために歩いてるはずなのにすぐさまドーナツで補填、というか完全にカロリー超過。運動の後のドーナツはおいしいなぁとか言ってる場合ではない。

しかも先日、W&D(ウォーク・アンド・ドーナツ)ドーナツを終えて職場に戻ったら机に一枚の書類が置かれていて、例年6月末であった健康診断を今年は5月中旬に実施しますと書いてあった。激震。4月1日にウォーキングを始めたのには、健診まで3か月あれば何かしら肉体改造(大げさ)の効果が見えそうという目論見もあったのに、あと1か月ちょっととなると話が違う、期間が短すぎてどうにもならんわー!とすでに逃げ腰。ウォーキングの意欲がどっかにいってしまいそうな勢いだ。だめだめ、イヤホンも歩数計も買ったんだからまだしばらく頑張らないと。

ミスドの抹茶シーズン。「お濃いドーナツ」の濃さにしびれる

気がついたらミスドの抹茶シリーズが始まってた。ひゃっほう。一年で一番楽しみな時期だよ〜!

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昨年に続き祇園辻利とのコラボ。第一弾として5種類が出てるなかで、「お濃いドーナツとろり抹茶クリーム」「ポン・デ・宇治抹茶 和三盆わらびもち」を買ってみた。ミスド史上もっとも抹茶が濃い!というのが売りらしい。

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お濃いドーナツの抹茶攻めがすごかった。抹茶生地に抹茶クリームをのせて抹茶チョコでコーティング。たまらん。ドーナツ生地のしっとりさが好みだった。定番商品のどれとも違う口当たり。そして確かに抹茶が濃い。きちんと苦みがある。抹茶「風味」ではなく、抹茶本来の味と香りという感じ。

ポンデ宇治抹茶もおいしかったけど、間にはさまってるわらびもちの味が強くて、ドーナツの抹茶が負けてる気がした。そもそもわらびもちがかなり柔らかくて、わらびもちというよりみたらし団子のたれでは?という具合。ドーナツとわらびもちって、冷静に考えたらなかなかの異種格闘技よな。無理して組み合わせる必要ないよ、という感想。

というわけで断然「お濃いドーナツ」を推すけど、公平なジャッジのためには残る3種類も食べないと。

レトロ喫茶で名物プリンを。金沢【東出珈琲店】

仕事休みの平日に、金沢の人気店【東出珈琲店】へ行ってきた。近江町市場のすぐ近く、カフェではなく喫茶店と呼びたいクラシカルな雰囲気。かつては店内喫煙OKで、それが嫌で行くのを断念していたのだけど、数年前から完全禁煙になった。たいへん喜ばしい変化。

三角に切り分けたプリンが有名で観光客に大人気。最近はラブライブのさやかちゃんがこの店を推したそうで聖地巡礼者がたくさん訪れている、ということをXにて知る。さやかちゃんいい趣味してるぅ~。

土日は行列必至だけど、平日11:45、店の前には誰ひとり並んでいなかった。やった!と近づいてみると、ドアノブに「12:30 Open」の札がかかっている。公式には9時開店なのに、ていうか中にお客さん見えてるのになんでー? とりあえずいったん離れて周辺をぶらぶら。12:30に戻ってきて、行列なしですんなり入店。

 

プリン450円(飲みものを頼むと50円引き)と東出ブレンド480円。プリンは自立する固さだけど、口に入れるとはかなくとろける柔らかさ。なめらかで濃厚でやわやわ…何この夢のようなおいしさは…。人生史上ベストなプリンかもしれない。カラメルソースはしっかり甘くしっかりほろ苦くてコーヒーとの相性最高。これは食べるべきだわ、そりゃラブライバーもほっとかないわ。

カウンターの長い木製テーブルは使い込まれてつやつやと光っていた。木製のイスには緑色のベルベットの座面。ずらりと並ぶコーヒーのびんやブリキの缶もいい感じ。

開店時間について尋ねたら、この日は午前9時からまとまった数のお客さんがずっと続いたそうで、「このままだと休めないので少し空いた時間帯にいったん閉めました。ふだんは通し営業です」とのこと。私が座ったあともお客さんは途切れず、テーブルの空きを待つグループが何組かいた。カウンターには常連らしき一人客がちらほらで、書き物をしたり雑誌をめくったり。

私はコーヒーをブラックで半分飲み、後半はミルクを足しながら、持ってきた本を読んだ。角幡唯介『書くことの不純』。ふと見たら、隣席の品の良さそうなおばさまは漫画『BASARA』を読んでいた。懐かし〜。名作よね!

お花見ピクニックの参加条件/セブンの桜ふわもちロールがおいしい

3月31日のブログに「金沢の桜の開花はまだ先だな」と書いた途端、4月1日に開花宣言があった。満開予報は7日。ちょうど日曜日、しかも気温高めの晴れ予報。お昼かおやつを持ってお花見にでかけるチャンス!

子どもにお花見ピクニックを提案したところ、「いいね~。ぼくもおかあさんもレジャーシートを持ってるから、ひとりいっこずつですわれるね!」とのこと。確かに子も私も自分用に買ったものがあるけど、ちょっと待って、お父さんのことを忘れてないかい? 私が「おとうさんは?」と尋ねたら、困った顔で「うーん、おとうさんはレジャーシート持ってないと思うからすわれないかも。ピクニックいけないかも…」との返事。いや、1枚で3人じゅうぶん座れる大きさだしこれまでもそうしてきたのに急にどうした。子の中で、シートを持たざる者は参加できないルールに変更したらしい。このままではお父さんの参加が危ぶまれる。さて、お花見は無事に決行されるのでしょうか? 結果は週末に。

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桜と名のつく食べもの飲みものが大好き。桜餅に桜ドーナツ、桜のラテやフラペチーノ。この春に食べたなかではセブンで見つけた「ふわもちロール」というスイーツが大当たりだった(写真左上)。桜風味のもちもち生地でこしあんと桜ホイップクリームを巻いてある。3月半ばに食べてとても気に入ったのだけど、その後、セブンで見かけることがなくなってしまった。もう終売したのかもしれない。桜餅もそろそろ終わりだろうな、今のうちに食べておかないと。

金沢シンタテベイクストアでキャロットケーキ作り。Cafe Kanでクリームあんみつ。

3月最後の日曜日。金沢市新竪町のパン屋さん【シンタテベイクストア】にて焼き菓子講座に参加した。先生のデモを見つつ自分の手を動かして、キャロットケーキとスコーンを焼き上げる。


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たっぷりの人参、黒糖、きび糖が入ってこの色に。複数のスパイスをきかせた香り高い味わいで、上にのってるクリームチーズアイシングの甘さと爽やかさがよく合う。

先生の話は今日もとても興味深かった。なぜこの原材料なのか、なぜこの配合なのか、そうじゃなくした場合どんなことが起こるのかという説明のひとつひとつに「はぁ~、なるほど」「そうだったのか…」と深く納得。自分のパン作りに活かすためという目的に限らず、その道のプロがどんな観点でパン作りに臨んでいるのかを知れたり、多大なる試行錯誤の末にこのパンが作られているのね…!という敬意をもったりするのは楽しい。

講座のあと、一緒に参加した友人Nとぷらぷら散策。桜が咲いていれば金沢城あたりを歩きたかったけれども開花はまだ少し先の様子。場所を移してカフェに行こうと、周遊バスに乗る。バスは海外からの観光客ですし詰め状態。混雑する車内で、Nは運転手に「Sorry」と言われていた。Nと一緒にいると、まあまあな頻度で外国人に間違えられるんだよな。私は皆無だけど。

 

ひがし茶屋街にほど近い場所にある、Cafe Kan(甘)へ。和菓子の越山甘清堂が経営する店。読みは「こしやまかんせいどう」が正解なのだが、Nと話してるうちに混同してきて、「えつざんかんせいどう?」「いや、こしやまあまきよどう?」とわけがわからなくなる。

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クリーム白玉あんみつ、黒蜜がけ。

2階に案内されたのだけど、終始お客は我々ふたりのみの貸切状態。20畳くらいある広い和室で我が家のようにくつろいで過ごした。

自宅に帰って、持ち帰ったキャロットケーキを家族で食べる。好評。子どもに「おかあさんの作ったケーキ、めっちゃおいしいね!」と褒められる。えっへん。

 

▼きっかり一年前の同じ3月31日にもNと過ごしていて、このときは桜が満開だった。今年の見頃は10日くらいかな? お花見したいなあ。

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浜松まるたやの「チョコあげ潮」。年賀状じまいをする気はない。

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静岡に住む友人Kちゃんから送られてきた荷物のなかに、うれしいおみやげが入っていた。浜松銘菓として有名なクッキー「あげ潮」の、チョコバージョン。初めて見た!

かつて静岡に住んでいた頃もその後も、あげ潮は大好きで何度も買っている。が、チョコ味が存在することは知らなかった。これがもうすこぶるおいしくて、ひとたび袋を開けたら永遠に食べ続けられる味。レーズン、くるみ、オレンジピール、コーンフレークが入っていて、ドライフルーツの凝縮された甘みとザクザクした食感がすんばらしい。同じような商品がありそうで、なかなかない。プレーンも100点満点のおいしさなのに、そこにチョコを足したらば、想像の限界を超えるおいしさ。いや~、好きだわ。Kちゃんのセレクトに感謝。自分でもどしどし取り寄せたいほど気に入った。

 

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もうひとつ、かわいいのが入ってた。しっぺいの人形焼~! しっぺいは静岡県磐田市のキャラクターで、民話に登場する「しっぺい太郎」という霊犬がモデル。きまじめな表情がたまらん。

 

Kちゃんと最後に会ったのはもう20年ほど前で、以降は年賀状を送り合うのが唯一という関係性。お互いにメールもLINEも知らない状態だった。が、2022年のKちゃんからの年賀状に「よければ子ども用のおもちゃをあげたいです」とあって、2023年私「ぜひほしいです」、2024年Kちゃん「では送ります」という片道1年間✕3回のやりとりが。こんな時代にこんなにもスローで不確かな意思疎通をしているなんて、ある意味ロマンチック。それがきっかけで今年ついにLINEを交換したのだけど、1年どころか1分足らずで返信が行き交うスピード感のギャップがすごい。

それで思ったのが、いま、年に一度だけ思い出したように送る形式的な年賀状なんてやめてしまえみたいな風潮があるけれども、年に一度でも相手を思ってペンを取る時間を持ち続けていれば関係は失われないし、なにかのタイミングで頼ったり頼られたり関係が強くなったりというおもしろい展開がじゅうぶんにあり得るんだな、ってこと。あげ潮をもらったから言うわけじゃないけど(笑)、縁は長く大事にしたいものである。

野菜4種類入りお好み焼き。リカちゃんにミモザ柄のワンピース。

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今日の昼はお好み焼きを焼いた。冷蔵庫の野菜をとにかくたくさん使いたくて、細ねぎ、白菜、キャベツ、春菊をいっぺんに入れた。粉100グラムに対して野菜合計350グラムぐらい。肉はなし、干し桜海老を少々。野菜350グラムは生だったら絶対に食べきれないあふれるほどの量だけど、お好み焼きに入れると難なくぺろりといける。そして、何をどんな組み合わせで入れようとだいたいおいしい。葉物野菜の大量消費にお好み焼きは救世主。今日のは、味としては春菊がきわだっていて、なんとなくチヂミっぽい感じがした。

 

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本日のリカ活。薄いグレーのミモザ柄のワンピースを作った。子がレゴブロックに集中&そのそばで夫が読書に集中している隙に、私は別室でミシン。かわいい~、控えめな黄色がいいわ~。真っ白でもオフホワイトでもなく、淡いグレー地なところに大人っぽさと清楚さがあると思ってる。

 

雪の舞う春分の日、子どもとカステラを焼く

春分の日。ここ石川県では強風が吹き荒れ、雪やあられが舞う寒い一日だった。一歩も外に出ず家で過ごす。

数日前から子どもと約束していたとおり、おやつにカステラを焼いた。10日前に初めて作ったのがとても気に入ったようで、また作りたい!とのリクエストだったので。

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ネットで公開されている栗原はるみさんのレシピで。角型は持っていないので、これもネットでやり方を見つけて新聞紙で作った。工作をするみたいに子どもと協力して製作。新聞紙型、じゅうぶん頑丈だし火の通り方も問題なし。クッキングシートを重ねて使うのでまったく汚れない。10日前に使ったのを置いといて、そのまま再利用した。


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卵白4個分のメレンゲパワーでめっちゃふくらむ。ベーキングパウダーなしでこのボリューム。「うわーっ、もうはみ出しちゃう~!!!」と子ども興奮。「これ、たまご1万個いれたらどうなる!? 家からはみ出すかも!!」と大騒ぎ。なんでもかんでも1万個とか100キロとか1億倍とか言いたがるお年頃……笑


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あっさり軽い口当たりでおいしい。はちみつとみりんが入るので、スポンジケーキやパウンドケーキとはまた違って余韻のある甘さ。サイドを直角に切り落とせばもっとカステラらしい見た目になるけれど、これはこれで自家製ならではの良さということで。

ちょうどカステラが焼き上がったタイミングで、彼岸の中日ということで夫の母が自家製おはぎを届けてくれた。きなこと粒あん。というわけで、カステラとおはぎとコーヒーでおやつにした。豪華。

 

22時過ぎ現在、外を見たら道も車も真っ白! わりと本格的に雪なのだった。金沢の桜開花予想は3月31日だけど、まだまだそんな気がしないなあ。

春の彼岸の限定おはぎ。柴舟小出の「春の子餅」

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県外の友人に贈るお菓子を選ぶべく、金沢の和菓子店、柴舟小出(しばふねこいで)へ。お彼岸限定の三種のおはぎがかわいくて、自宅用に衝動買いした。その名も「春の子餅」。鮮やかな黄色の包み紙にうきうきする。

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きなこ餅、ぼた餅、草餅。あんこはすべて粒あんだった。粒あん派なのでうれしい。

春の和菓子は桜やうぐいすや菜の花を思わせる色合いのものが多くて、どれを見ても明るくほどけるような気持ちになる。春分の日が近づいてきて、いよいよ昼のほうが長くなっていくわけで、もう春はすぐそこだと信じられる。といってもまだまだ寒くて、石油ファンヒーターをつけた部屋でフリースを重ね着しながらこれを書いているけれども。

ミスドのレアメニュー「塩キャラメルフレンチ」よ、いつまでも消えないで!

我ながらどうかと思うくらいミスドに通い詰めている今日このごろ。春限定の「桜もちっとドーナツ」が好きすぎて! 前と同じ「五分咲き」を再び。もちもちの桜生地に桜ホイップクリーム、いちごチョコ。うまい~~~!

もうひとつは棚で見つけて「おおっ?!」となった、初めましての塩キャラメルフレンチ。大っぴらに告知されることなくいつの間にか現れて短期間で姿を消す、いわゆるレアメニューである。期間限定メニューの終了後、あまった材料を駆使して作られるという言い伝え。塩キャラメルとホワイトチョコの組み合わせは、甘党には最高。

桜もちも塩キャラメルも、どっちもおいしすぎた。これは名作…!と興奮。どっちも相当甘い。甘いけど、全然いける。飽きない。塩キャラメルフレンチはまじで天才的においしいので通年でおいてほしい。激烈に甘いけど、それがよい。

このブログの過去記事をさかのぼると、おやつにそんなにドーナツを食べて大丈夫?という気がしてくる。が、安心してください、おやつではなく昼食として食べてます。(えっ?)

ちなみに今日のお昼は上記のドーナツを食したあと、デザートとして抹茶フィナンシェとマドレーヌを食べた。どうかしている。しあわせ。